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TAOKAメディケアスクール
きたじま田岡通信

当院について

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薬剤科

薬剤科では、患者様に安全で有効な薬物療法を提供することを旨とし、調剤そして薬剤に関する正しい情報の提供などを行っております。
主な業務として、外来・入院患者様に対する調剤業務や服薬指導を行っております。
また、患者様からのお薬の質問にも随時お応えしております。
お薬の事でわからないことや不安な事があればご相談ください。

基本情報

薬剤師:11名  薬剤補助スタッフ:2名

業務時間 8時30分~17時15分(遅番出勤者2名:9時30分~業務終了まで)
夜間体制 オンコール
休日体制 減員通常出勤
  • 院内採用薬品数
内服薬 約750種
外用薬 約180種
注射薬 約400種
  • 採用薬の新規採用、後発品切り替えの際は効果、安全性等を十分に検討・審議を行った上で、薬剤の採用・中止を行っております。

外来業務

当院は院内調剤を採用しております。院内調剤は病院内で一元的に患者様をサポートできる点と患者様自身にとってもお薬代の負担軽減や、院外薬局まで移動しなくても良い等のメリットがございます。受付・診察から始まり、検査等を経て、お薬が必要な患者様には最終的に院内処方箋が発行され、お薬をお渡ししております。
患者様ごとに適した調剤方法(ヒート・一包化・粉砕)で調剤しており、待ち時間を要することもございますが、安全な薬物治療を行えるよう心がけて業務しております。

病棟業務

3階病棟(一般病棟)の46床を対象に服薬指導を行っております。
専任の薬剤師が常駐して「薬剤管理指導業務」と「病棟薬剤業務」を行っております。
主な業務内容は以下になります。

持参薬を確認し、代替薬など持参薬リストに記載
腎機能・肝機能の低下等に合わせた薬物治療が行われているか確認・処方変更の提案
患者様のベッドサイドでの服薬指導(薬の作用や副作用等、何か問題点はないか聞き取り)
退院後も薬剤を適切に服用して頂けるよう退院時服薬指導を実施
服薬指導内容をカルテに記載し、情報共有
  • 病棟専任の薬剤師は月ごとのローテーションになります。
    他にも抗MRSA薬処方時は抗菌薬適正使用の観点からTDMを実施したり、医師・看護師等からの薬の問い合わせにも適宜対応しております。

DI業務

DI(Drug Information)業務は、目的に合わせて情報を検索・収集、さらにその内容を評価・選択、資料として加工・提供することで、適切な薬物療法が行えるよう支援しております。
主な業務内容は以下になります。

  • 当院採用薬中心に医薬品情報の収集・管理・提供
  • 医師、薬剤師、看護師等の医療スタッフからの医薬品に関する問い合わせに対応
    問い合わせ及び応答内容のデータ管理
  • 院内採用薬品集の作成・更新
  • 薬剤科ホームページの作成・管理

抗がん剤調製

院内で治療に使用される抗がん剤(注射薬)を、薬剤師が安全キャビネットを用いて、無菌的で清潔な環境下で調製を行っております。患者様の体重、体表面積、臨床検査値、アレルギー歴等の基本情報を基に投与量や投与スケジュールの確認を行い、有効で安全な治療ができるよう努めております。
調剤者や準備者が安全に業務を行えるよう、注射混合操作はCSTD(Closed-System Transfer Device)で行っております。

麻薬管理

がん疼痛や全身麻酔手術、術後疼痛等に使用される医療用麻薬の管理を行っております。
医療用麻薬は疼痛緩和に重要な役割を担っている一方、乱用されれば保健衛生上の重大な危害を生じる恐れがあるため、「麻薬及び向精神薬取締法」に基づき、購入・保管・払い出し・使用済みアンプルの回収および残薬の廃棄等まで行い、適正に使用されるよう管理に努めております。
他にも、事故届、廃棄届、麻薬年間報告など、行政機関への提出書類を作成しており、年1回、新人看護師を対象に病院内で医療用麻薬が適正に取り扱われるための研修会を開催しております。

チーム医療

 ICT 
ICT(感染対策チーム)は、感染症から患者様・家族・職員を守り、治療するために活動を行っております。月に1回カンファレンスを開催しており、全国や県でのサーベイランス結果、院内感染情報や感染対策に関する提案・協議を多職種で共有しています。
また、徳島県感染地域ネットワークなどの合同カンファレンスへも参加し、感染対策や感染状況などの意見交換も行っております。
薬剤師は主に抗菌薬適正使用の推進やTDMを実施しております。

 NST 
運動、睡眠などとともに、栄養は健康を維持する重要なバロメーターの一つです。
近年は特に栄養の重要性が説かれるようになっています。NST(栄養サポートチーム)は低栄養の入院患者様に対し、各階週1回NSTラウンドを行っております。
多職種で連携を行い、経口栄養だけでなく静脈栄養、経腸栄養に至るまであらゆる栄養摂取を患者様各々に適した投与量で管理しております。
薬剤師はNST専門療法士実施修練を修了した薬剤師が担当しております。

 FLS 
FLS(骨折リエゾンサービス)チームは医師をはじめ多職種が連携し、骨粗鬆症の診断と二次骨折予防を目的とした薬物療法・運動療法・栄養療法などを行っております。
当院では一度骨折した患者様の骨折再発を未然に防ぎ、QOL(生活の質)を維持できるように薬剤師は主に薬物療法の管理を行っております。

 糖尿病教育入院 
患者様が糖尿病について正しく理解し、効率的な療養行動がとれるよう支援することで合併症の発症や進展を予防することができます。
薬剤師も患者様ご自身の糖尿病の薬について理解を深めていただくために個別で説明を行っており、薬物療法が長く続けられるように協力しております。


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